概要
2026年に入り、AEWのロスターが大きく動いている。元WWE所属のトマソ・チャンパやアンドラデ・エル・イドロといった大物が新たに加入する一方、サラヤ、レイ・フェニックス、マラカイ・ブラック、リッキー・スタークスら多数の選手が退団。トニー・カーンは「ロスター再構築」を進めており、特に女子部門の強化にも力を入れている。
新規契約・入団
トマソ・チャンパ(元WWE)
2026年1月28日のDynamiteで電撃デビュー。WWE契約満了からわずか2日後の登場となった。マーク・ブリスコーのTNT王座オープンチャレンジに応答し、1月31日のCollisionでTNT王座を獲得。その後カイル・フレッチャーに敗れ王座陥落したが、早くもAEWの主要選手として活躍している。
アンドラデ・エル・イドロ
2025年10月にサプライズ復帰を果たしたが、WWEの非競争条項(ノンコンピートクローズ)に抵触したとして一時テレビから外れる事態に。12月に条項が解除され、2026年1月7日のDynamiteで正式復帰。ドン・カリス・ファミリーの一員としてヒールターンし、スワーブ・ストリックランドやケニー・オメガを連破。Grand Slam AustraliaではAEW世界王座挑戦権をかけてハングマン・ペイジと対戦した。
その他の新規契約選手
- ザカリー・ウェンツ & ラスカルズ(マイロン・リード、デズモンド・ザビエル) ― 元TNA/IMPACTで活躍したトリオ
- マスカラ・ドラダ ― 元NJPWおよびWWEで活躍したルチャドール
- レナ・クロス ― Grand Slam Australiaでサプライズ登場し、正式加入が発表された
- アレック・プライス & ジョーダン・オリバー
- ゼイダ・スティール ― 女子部門の新戦力
- ジェイク・ドイル
なお、関係者によれば「まだ公表されていない契約選手が複数いる」とのことで、今後さらに新顔が登場する可能性がある。
主な退団選手
サラヤ(元WWE・Paige)
2025年3月に自ら退団を発表。契約満了は同年9月だったが、「クリエイティブ面でやれることがなくなった」として前倒しでの離脱を選んだ。女子部門の底上げに貢献したいという当初の目標は達成したと語っている。現在はフリーエージェントで、2026年初頭からリング復帰に向けたトレーニングを再開する予定。
レイ・フェニックス
2025年3月にAEWのロスターページから削除され、フリーエージェントに。兄ペンタ(現WWE所属)に続く形でWWEと契約し、同年4月のレッスルマニア41でWWEデビューを果たした。現在はSmackDownブランドで活動中。
ミロ
2024年末にリリースを要求し、AEWが承認。もともと2026年まで契約が残っていたが、本人の希望で前倒し退団となった。
リッキー・スタークス
2023年後半からリリースを求めていたが、AEWがオプションを行使して契約を延長。その後テレビ出演がないまま時間が経過し、2025年2月に正式にフリーエージェントとなった。
マラカイ・ブラック
2027年まで契約が残っていたとされるが、AEWとの契約を解消。妻のゼリーナ・ベガが現在WWE所属であることから、WWE復帰の噂もある。
パワーハウス・ホッブス
AEW退団後、2025年のWWEロイヤルランブルでサプライズ参戦しWWEデビュー。
その他の退団選手
- マット・テイヴン
- ザ・ライチャス(ヴィンセント&ダッチ)
- レイラ・ハーシュ
- メルセデス・マルティネス
- アレックス・エイブラハンテス(リングアナウンサー)
- アバドン
- ザック・ナイト
関連情報
AEWの大量契約の背景には、2025年後半からの退団ラッシュがある。サラヤ、フェニックス、ミロ、スタークスといった中堅〜主力級の選手が相次いで離脱したことで、ロスターに空きが生まれた。トニー・カーンはこの機を「ロスター再構築」の好機と捉え、新戦力の積極的な補強に動いている。特に女子部門では、テクラ、ミーガン・ベイン、パーセフォニーらが2025年に加入済みで、2026年もゼイダ・スティールやレナ・クロスが新たに契約するなど、層の厚みを増している。
情報源
- WrestleTalk ― 7 New AEW Signings In 2026
- Cultaholic ― Why AEW Have Made So Many Signings
- Wrestling Attitude ― AEW Roster Expansion Amid Departures
- Wrestlezone ― Details Behind Starks, Miro, and Black Releases
- CBS Sports ― Tommaso Ciampa AEW Debut
ひとこと
退団者の顔ぶれを見ると、スタークスやホッブスなど「使い切れなかった才能」が多い印象。一方で、チャンパやアンドラデといった即戦力の加入は心強い。特にチャンパはデビューからTNT王座戴冠までのスピード感が凄まじかった。女子部門の補強も着々と進んでおり、2026年のAEWは「量より質」のロスター運営に舵を切った年として記憶されるかもしれない。

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